4週間
3月11日の大きな地震から、今日で4週間目を迎えた。
毎日のように大小様々な余震が続く中でも、仙台市内は少しずつ以前の活動が戻ってきつつあり、さあこれから!という雰囲気が各方面から感じられている。
昨夜11時32分頃に、今までで一番大きな余震が起きた。
震度6強の、4週間前の地震と大して変わらない規模の大きな余震だった。
我が家でも一時ガスが止まったけれど、すぐに復旧し、電気も消えることなくすぐに散乱した部屋の復旧にかかることができた。
ニュースを見ると再び各地で停電や再度のガス供給停止の地域が多々あるという。
やっとの思いで片付けたものが4週間前のように散乱していたけれど、ただ淡々と以前と同じ作業を繰り返す。
気分転換に庭に出てみると、いつの間にか花が咲いていたり、芽吹いている植物が目に飛び込んでくる。
3月11日の大地震の時にはつぼみのまま煉瓦の上に散乱していた花(名前を忘れてしまう)がきれいに花を咲かせていたり、
冬の間は枯れて寒さに耐えているゲラニウムも小さな若葉をのぞかせている。
小さなランプの形をした白い花を咲かせるシラーも元気に葉を伸ばしている。
玄関隣のベニバスモモは、桜に似た花が数輪咲いている。
植物は本当に正直である。そして、見た目とは裏腹に力強い。
どんなに過酷な状況でも、ただただ自分たちがしてきたこと、これからすべきことを一生懸命にしているように感じる。
植物に限らず、生き物たちは私たちに力を与えてくれる。
気持ちも明るくなる。
私もがんばろう!と思う。