温泉山荘 だいこんの花 ２

高原の朝は早い。

シジュウカラの　チチチッ　という可愛らしい鳴き声で自然と目が覚める。

贅沢な一日の始め方である。

窓の外は一面の雪景色。　

せっかくの部屋のテラスのブランコも、さすがにこの雪では出番なし。

外に出てみると冷たい空気が胸いっぱいに広がり、自然と背筋がピンと伸びるのがわかる。

山向こうの空が少しずつ明るくなり、私たちの1日がまた始まる。

シジュウカラの鳴き声に誘われて、小鳥サロンで朝のコーヒーをいただく。

すでにリスッペがお食事の真っ最中。　

一心不乱に食べている姿がとても可愛いらしい。

リスッペが満足して立ち去ると、今度はシジュウカラが次々とやってくる。

　　

自然豊かな、そして、静かな温泉旅館で過ごす休日ほど、贅沢なものはない。